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ペロブスカイト太陽電池測定のすべてを解決します



 ペロブスカイト太陽電池は2012年に10%の発電効率を超えてから研究開発が重なった結果2020年3月現在セル効率が25%超、モジュール(300mm x 300mm)効率が16%超を達成するようになりました。さらに、従来のシリコン系電池と結合させることで(タンデム型)29%以上の記録も叩き出しています。ペロブスカイト電池が構造上非常に薄く基板などに直接塗布や印刷できるため次世代太陽電池として注目されています。

 こうした急速な進展を見せたペロブスカイト太陽電池が業界の脚光を浴び、さらなる効率の向上また実用化(商業化)に向かって着実に進んでいます。しかしながら、ペロブスカイト構造という特徴からその他太陽電池(シリコン系など)と比べ性質が不安定でヒステリシスと応答性の悪さも正確な測定に困難をもたらします。

 三永電機は長期間に渡り、国内外の研究機関や企業様に数多くのソーラシミュレータと測定関連システムを提供し、このおかげで太陽電池の研究開発や製造においては豊富な経験と技術を累積できました。このペロブスカイト太陽電池の将来性を重視し、お客様のニーズも高まっている中、当社はペロブスカイト太陽電池特徴と特性を着目しながら高品質ソーラシミュレータをはじめ測定のトータルソリューションを提案します。



セル用 (Cell)


ペロブスカイト太陽電池は、研究開発の段階において20mmx20mmのサイズがメインのため、小型ソーラシミュレータ XES-40S3(40mm X 40mm) を推薦します。特注にて50mm X 50mm対応可能。
レンズヘッド部は4方向変更可能であるためグロープボックスなどとの組み合わせでの使用は便利です。またフィルタースロットが備えており、光学フィルター追加が可能です。


型式 XES-40S3
照射エリア 40mm X 40mm
(別途50mm X 50mm対応)
ランプ キセノンランプ150W





モジュール用(Module)


最近技術進展によりペロブスカイト太陽電池のモジュール化が進んでおり、300mm x 300mmサイズのモジュールが商業化の実用レベルに達していると見られます。当社の高精度ソーラシミュレータXES-300S1はJIS/IEC基準のAAAをすべてクリアしており、有効照射面積も完全に300mm x 300mmをカバーしペロブスカイトモジュール測定用に最適です。国内外数多くのお客様に提供し、好評されています。


型式 XES-300S1
照射エリア 300mm X 300mm
ランプ キセノンランプ3000W





タンデム型ペロブスカイト(セル・モジュール用)


タンデム型ペロブスカイト太陽電池は各要素セルのスペクトル依存性が異なり、スペクトルミスマッチ誤差の補正も複雑であるため正確な測定(光電変換特性評価)は単接合型太陽電池より技術的には困難です。このため、なるべく基準スペクトルに合致した分光放射スペクトルを有するソーラシミュレータの下で特性を測定する必要があります。弊社の2光源式高スペクトル合致度ソーラシミュレータXHSシリーズは業界随一の性能を誇り最高合致度の分光放射スペクトルを提供します。

■タンデム型太陽電池
2つの異なる太陽電池セルを積層構造にした多接合型太陽電池。各太陽電池セルは要素セルという。

■スペクトルミスマッチ誤差
基準太陽電池セルを用いて被測定太陽電池セルの出力特性を測定する時に、基準太陽電池セルと被測定太陽電池セルとの間での相対分光感度のずれ、及び基準太陽光と測定光源との分光放射照度分布のずれが原因で生じる測定誤差。

スペクトルグラフ

※特注品 :1800nmで対応させた製品の波長データ


型式 XHS-50S1
照射エリア 50mm X 50mm
(別途80mm X 80mm対応)
ランプ キセノンランプ、ハロゲンランプ2光源式
型式 XHS-220S1
照射エリア 220mm X 220mm
(別途300mm X 300mm対応)
ランプ キセノンランプ、ハロゲンランプ2光源式





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